YOLOとは(30秒だけ説明)
YOLO(You Only Look Once)は、画像の中の「何が」「どこに」あるかを一瞬で検出する最強のAIモデルです。
人、車、犬、スマホなど80種類のものをリアルタイムで見つけることができます。
💡 余談:なぜ急に「26」?
2026年1月に最新版の「YOLO26」がリリースされました。
現在までのモデルはYOLO11でいきなり番号が飛んでいますが、これはコミュニティ版のv12やv13との混同を避けるため、Ultralytics社があえて「年号(2026年)」ベースにナンバリングを飛ばしたそうです。
準備するもの
Googleアカウント
以上!
手順1: Colabを開いてGPUをONにする
まずは
上部のメニューから 「ランタイム」 → 「ランタイムのタイプを変更」 を選び、ハードウェアアクセラレータを T4 GPU に変更して保存します。
手順2: Ultralyticsをインストールする
ノートブックのセル(入力欄)に以下のコマンドをコピペして、左側の再生ボタン(または Shift + Enter)
!pip install -U ultralyticsインストール時間は環境によって変わります。完了したら、ちゃんとGPUが認識されているか以下のコードを追加して確認してみましょう。
import ultralytics
ultralytics.checks()実行結果に CUDA:0 (Tesla T4) のような文字が出ていれば準備完了です!
手順3: 公式画像で検出してみる
まずは、公式が用意しているサンプルのバスの画像で動かしてみます。コードはこれだけです。
from ultralytics import YOLO
# モデルをロード(初回は自動ダウンロードされます)
model = YOLO("yolo26n.pt")
# サンプル画像で推論
results = model("https://ultralytics.com/images/bus.jpg")
# 結果を表示
results[0].show()たった数行のコードで、バスと人物がしっかり検出されました! yolo26n.pt の「n」はnano(最軽量モデル)の意味です。他にも s / m / l / x とサイズがあり、大きいほど精度は上がりますが処理は重くなります。まずはnanoで十分です。
手順4: 自分の画像で検出してみる
ここからが本番です!自分がスマホで撮った写真や、研究対象の画像をアップロードして検出させてみましょう。
from google.colab import files
uploaded = files.upload() # 実行するとファイル選択ダイアログが開きますアップロードが完了したら、そのファイル名を指定して推論します。
# 「自分のファイル名.jpg」をアップロードした名前に書き換えてください
results = model("自分のファイル名.jpg")
results[0].show()
今回はこの画像を使って実行してみようと思います!
実行結果がこちら!
私は人が3人とネクタイ、そして本を検出することができました!
皆さんの写真には何が写っていましたか?
🔬 研究に使える小技
単に画像を表示するだけでなく、検出された「クラス名」と「AIの自信度(信頼度)」の数値をデータとして取得したい場合は、以下のようにループを回すと一覧で出力できます。レポートやプログラムへの組み込みに便利です。
for box in results[0].boxes:
cls_name = model.names[int(box.cls)]
conf = float(box.conf)
print(f"{cls_name}: {conf:.2f}")まとめ
ColabならローカルPCを汚さずにYOLOを試せる
推論コード自体は実質5行のコピペでOK
公式画像と自分の画像で推論の流れを確認できる
まずはこの「動いた!」という感覚が一番大切です。YOLOの仕組みを先に整理したい場合はYOLOを直感的に理解する記事へ、Colabではなく自分のPCでGPU環境を作りたい場合はYOLO26をAnacondaでGPU環境構築する記事へ進んでください。
自作データで特定のモノ(例えば自分だけのオリジナルロボットの部品など)を認識させる学習・ファインチューニングは、この記事とは別の段階で扱います。
一緒に研究を頑張っていきましょう!