「専攻科と編入、ぶっちゃけどっちがいいの?」 これも進路に悩む高専生から、永遠に聞かれるテーマですね。
こんにちは、高専本科から専攻科を経て、現在は北海道大学の大学院でAIの研究をしているヒグマです。
専攻科か、大学への3年次編入か…
結論から言うと、「あなたが何を一番優先するか」によって正解となるルートが変わります。
学費、試験の難易度、研究、就職……すべてにおいて「こっちが完璧!」という魔法のルートはありません。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
【専攻科寄り】 費用を抑えつつ、今の研究をガッツリ続けたい
【3年次編入寄り】 環境をガラッと変えて、キャンパスライフを経験したい
【どちらでも可能】 将来は修士・博士課程まで進学したい
【3年次編入寄り】 学部卒ですぐに就職して、有名な「大学名」を使いたい
02. 【お金のリアル】学費と生活費の比較
お金の話は非常に重要です。
03. 「入る難しさ」と「入った後の難しさ」は別物
| 比較観点 | 専攻科 | 3年次編入 |
|---|---|---|
| 入試準備 | 校内基準や面接がメイン(比較的入りやすい) | 少ない枠を争う筆記・過去問ガチバトル |
| 入学後 | 環境に慣れていて、すぐ研究にフルコミットできる | 単位認定・新しい授業・人間関係作りというサバイバル |
編入は「受験時の負荷(入るまで)」がしんどいですが、専攻科は「入ってから自分でどれだけ研究成果を出せるか」が勝負になります。
04. 【就活の強さ】キャリアで評価されるものは?
就職活動で武器になるものがルートによって変わります。
学部卒で就職するなら、編入先の「大学名」や「学校推薦」のカードが強く使えます。
では、専攻科ルートは就職に弱いのでしょうか? 答えはNOです。
大学院まで進学する場合、見られるのは「最終学歴(大学院名)と、そこでどんな研究・発表をしてきたか、どんなスキルがあるか」です。
私自身も、専攻科から北大院へ進学したルートですが、結果的に大手のエンジニア職から最高評価で内定をいただくことができました。
大学名だけでなく「その環境で自分は何を成し遂げたか」を語れる進路を選ぶのが、就活では一番強いです!
05. 大学院進学(院試)との相性は?
【ADVANCED COURSE】専攻科 → 大学院
実質3〜4年同じテーマで研究できるため実績(学会発表など)が作りやすく、旧帝大などの院試面接で「研究経験」をアピールしやすいのが最大の強み。ただし、大学院で新しい研究室に入る際は、テーマ変更への適応力が必要です。
【TRANSFER】編入先 → 大学院
学部のうちから志望する大学・研究室の教員へ直接コンタクトを取りやすいのが強み。ただし、編入直後は「足りない単位の回収・卒研・院試の勉強」がトリプルコンボで重なるため、圧倒的な気合いとスケジュール管理が必要です。
06. 王道の4つの進路パターン
よくある4つのルートをまとめました。
本科 → 専攻科 → 就職 費用を抑えながら研究実績を作り、専攻科修了で即戦力として就職する高コスパルート。
本科 → 専攻科 → 大学院 研究をゴリゴリ継続し、修士のタイミングで希望の大学(研究室)へステップアップするルート。(私の歩んだ道です!)
本科 → 3年次編入 → 就職 大学のキャンパスライフを満喫しつつ、「学部名」を活かして就職するルート。
本科 → 3年次編入 → 大学院 学部から新しい環境に染まり、そのまま内部進学や他大の院を目指すルート。
大学院進学との相性
専攻科から院進
研究実績を積みやすく、院試で研究経験を説明しやすい。新しい研究室ではテーマ変更への適応が必要です。
編入先から院進
志望大学の研究室へ学部から接触しやすい。編入直後から単位・卒研・院試の準備が重なりやすいです。
4つの進路パターンで考える
本科 → 専攻科 → 就職
費用を抑えながら研究実績を作り、専攻科修了で就職する。
本科 → 専攻科 → 大学院
研究を継続し、修士段階で希望大学へ移る。
本科 → 3年次編入 → 就職
大学生活と学部名を就職へつなげる。
本科 → 3年次編入 → 大学院
学部から大学環境へ入り、そのまま内部または外部の院を目指す。
まとめ:
最後は「次の2年間で何を得たいか」で決める
研究継続・コスパ・院試準備に時間を使いたいなら 「専攻科」
環境リセット・キャンパスライフ・学部所属が欲しいなら 「3年次編入」
あなたにとって後悔のない選択ができるよう、応援しています!