こんにちは高専本科から専攻科を経て、現在は北海道大学の大学院でAIの研究をしているヒグマです。
今回は、私自身が実際に選んだ「専攻科ルート」のリアルについてお話しします。
専攻科って、外から見ると「ただ高専に2年長くいるだけ」に見えるかもしれませんが、実は使い方次第でめちゃくちゃ強力なキャリアの助走期間になります。
専攻科への進学を少しでも考えているなら、ぜひ最後まで読んでみてください!
01. 専攻科は「研究を続けながら進路を考えたい人」の最強の選択肢
専攻科最大の強みは、「本科から始めた研究をストップさせずに、将来の進路を考える時間を2年間(実質3年間)確保できること」です。
正直に言うと、私自身も本科を卒業する時点では「絶対にこの企業に行きたい!」とか「将来は絶対にこういう仕事をする!」という明確なビジョンはありませんでした。
ただ、ある程度お金をもらいながらのんびり暮らせればいいや程度ですねww
でも、「今の研究自体は面白いから、もう少しガッツリやってみたいな」という気持ちは強くあったんです。
「進路が決められないから、とりあえず残る」という消極的な理由だけだと後でしんどくなります。
でも、「研究実績を作りながら、学会に出て、院試や就活の準備にこの2年を使う!」と腹を括れるなら、専攻科は最高の環境になります。
02. 経験者が語る!専攻科を選ぶ4つのガチメリット
実際に専攻科を経験して感じた、リアルなメリットをまとめました。
研究の「強くてニューゲーム」ができる
本科生の頃に苦労して集めたデータや、組み上げた実験装置をそのまま引き継げます。ゼロから環境構築しなくていいので、早い段階で学会発表や論文などの「目に見える成果」を作りやすいです。コスパ最強(学費・生活費が安い)
国立高専の専攻科は、他大学へ編入するよりも圧倒的に総費用を抑えられます。今の実家や寮・アパートからそのまま通えるなら、引っ越し費用や新生活の初期費用もゼロです。大学院入試(院試)の準備にフルコミットできる
今の研究テーマを深めながら、「この研究をさらに発展させるなら、どの大学院がいいか?」をじっくり比較検討できます。(私自身、この時間を使って旧帝大への切符を掴みました)先生の強力なバックアップ
あなたの強みも弱みも、研究の苦労も一番知ってくれている先生がそばにいます。進学先の相談に乗ってもらったり、推薦書を書いてもらったりする上で、これほど心強い味方はなかなかいません。03. 【要注意】こんな人は専攻科を選ぶと後悔するかも?
逆に、専攻科が「合わない人」の特徴もハッキリお伝えしておきます。
今の研究テーマはもうお腹いっぱい(続けたくない)
サークルや一般教養など、いわゆる「キャンパスライフ」を経験したい
学部の段階から、希望する大学の「看板(ブランド)」が欲しい
専門分野をここから大きくチェンジしたい
これらに強く当てはまるなら、3年次編入を前向きに検討した方が、後悔のない選択ができます。
04. 専攻科の2年間を「黄金の時間」にするための4か条
専攻科は自由な時間が多い分、ボーッとしていると一瞬で終わります。無駄にしないための使い方は以下の通りです。
入学前に「2年後の出口」を仮決めする 就職か院進か、最初から完璧に決める必要はありません。ただ、「専攻科1年の冬までには決断する」といった期限は必ず設けてください。
研究実績の「数字」目標を立てる 「学会発表を○回する」「論文を○本書く」「賞を取る」など、卒業する時に面接官へドヤ顔で語れる成果を最低一つは設定しましょう。
意識して「高専の外」へ飛び出す 環境が変わらないという弱点を補うため、学会、他大学のインターン、共同研究、大学院説明会などに積極的に足を運んで、外の空気を吸うことが超重要です。
院試の科目は「早め」に確認する! 研究が忙しくなってから試験勉強を始めると普通に間に合いません。志望校の試験科目は1年目のうちからロックオンしておきましょう。
まとめ:
専攻科は「楽だから残る場所」じゃない。時間を買う場所だ
専攻科を選ぶための判断基準をまとめます。
向いている人: 今の研究を続けたい!コスパ良く進学したい!
注意が必要な人: とにかく新しい環境に行きたい。今の研究はもうやりたくない。
専攻科は、自分の武器(研究実績)をじっくり磨き上げるための「精神と時の部屋」みたいなものです。この記事が、あなたの進路選択の参考になれば嬉しいです!